俺と兄ちゃんの思い出でも語ろうかなって。

俺が小学生で、兄ちゃんがえっと、中学だっけ？あれ？俺が中学で兄ちゃんが高校だっけ？？？（すでにうろ覚え
まーいっか。
夏休みにな、父方のばーちゃんのお墓参りに家族総出で行ったんだ。山の中にあってな、山に沿ってお墓がある感じの場所。
林の中で蝉がミンミンミンミンミンミン鳴いてて、日差しが強くても葉っぱがいっぱいだから涼しいんだよー。

そう。木陰の涼しさに俺たちは油断していたんだ。

兄「ユキ！てっぺんまで競争しようぜ！！」
俺「よっしゃー！負けねぇ！！」

走ったんだ、本気で。木の根っこに躓いたり階段にひいひい言いながら走ったんだ。
結果は・・・まぁ、ね。熱中症で二人ともてっぺんでダウン。
なかなか帰ってこないからって様子を見に来てくれた父ちゃんにしこたま怒られた。ダウンしながらな！木陰に連れて行ってくれって思ったけどそんなこと言える雰囲気じゃないし、俺も頭ぐらぐらしてたから寝っ転がりながら「・・・うん。・・・うん」って言うしかなかったわー。

お母さんは麓のお茶屋さんでかき氷食べてたよ。俺たちが帰ったら「おかえり～」って言いながらかき氷食べさせてくれたんだよね。
冗談抜きで人生で一番うまいブルーハワイはこれ。母親にあーんされるのとか初めてだったし。

いやー、みんなも夏場は舐めたらアカンぜ！