…ソコへ向かうのは数ヶ月ぶりだ。
一度は自ら断ち切ったその関係…

屈辱的な格好、何度しても慣れない痛み…
判っているのに、俺の足はソコへ向かう。


「お願いします…」

本当は、こんなこと望んではいないけれど我慢が出来ない。
数ヶ月ぶりの挿入に、力を抜くことが出来なくて、粘膜が痛んだ。
俺の前に立つ白衣の彼は容赦なく硬くて長いソレを奥まで入れて…
身体を引いて逃げようとしたけど追う様に入ってきては中を掻き回した。
力を抜こうとすればするほど意識してしまう。
ただただ目をつぶって、早く終わることを望んで。

一度終わって抜かれて…ほっとした俺に、
どうだったかと感想を聞く彼。
俺はまだ思考が止まっていて言葉が出てこなかった。
すると彼は、スッキリしていないからもう一度、と言い出した。
俺が言葉を発する前に、先ほど抜いたものをまた挿入され…
連続2回は初めてだったから、終わったときには涙目でしばらく放心状態だった。
終わってからも粘膜は鈍く痛む。


いやぁ～、やっぱ、恐ろしいね、

耳鼻科の鼻に入れる器具！！

また耳鳴りが酷くなってきたから久々に行ったけど、痛かった…

その後、鼻と耳にチューブを入れて、鼻の吸入と鼓膜マッサージ。
複数の穴にモノを入れた姿で口で息をするのにあけた状態で、
前の席にも同じような格好の患者さんがいると、少し、いたたまれない。
直接目が合わないように、低いパーティションで区切ってくれないかなぁ。

あの悪魔の儀式（と勝手に呼んでいる）をうけるために
また俺は耳鼻科に通わなければならない…の、か…